2017年 6月

裏面には、「山村御殿 古瓦文様」と「大谷正次製作」と銘されています。
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昭和10年、旧山村御所である事件が起こりました。この時、葉帰庵が焼失し、数年後に再建されました。
この再建を記念して、極く少数製作された青銅製茶托5客です。一客141㌘の重さです。
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能筆と讃えられ、又、和歌に通じておられた女王殿下の自筆の色紙です。色紙は特別に調製されたものだと伝わっております。
伏見の宮家 の菊の御紋の和紙に包まれています。
「伏見の宮文秀女王殿下 御詠」と書かれておりますが、これは女王殿下の跡に円照寺門跡を継がれました 山本静山門跡が後年にしたためられたと伝わっております。
色紙に「八十二」とありますが、女王殿下は大正15年2月15日に83歳でご卒去されましたので、その前年のものになります。
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伏見文秀女王殿下の御愛用の品々を受けてきましたが、この蒔絵香合もそのお宅からの一つです。
ただし、先の二品のように由緒はハッキリしていません。
江戸期の蒔絵だと思います。入り江を背景に、断崖松に船の帆柱、それに寺院が施されています。
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菊の御紋と鳳凰紋の香合です。
箱はありません。殿下からご下賜賜った方の備忘書があります。先の黄瀬戸碗と同じお宅に有りました。
径7㎝×摘みまで5㎝の大きさです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

言い伝えでは、山本静山門跡が箱書きされたと伝わっています。
箱には「円照寺」の印が押されています。
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正面の印影は、「山村御所」と押印されています。
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代々皇室の縁者が門跡に就任する奈良市帯解の山村御所 円照寺で作陶された黄瀬戸の抹茶碗です。
明治から昭和の初めにかけて門跡をなさっていた 伏見の宮文秀女王殿下 の愛用品で、この殿下から直接ご下賜になった方から伝わってきました。
明治から大正期にかけてのお品だと思います。
殿下は、赤膚焼の作家に師事され作陶をなさっており、裏面に「山村御所」の陶印が押されています。
殿下の跡を継がれた、山本子爵のご息女 山本静山(先代 山村御流家元) の親しい方が学徒動員で出征のおり円照寺に籠り、手慰みに作陶した茶碗にもこの「山村御所」の印が押印され、しかも、籠ったのがごく短期間であったにも関わらず焼成までされているところを見ると、この頃にも円照寺に窯が存在していた可能性があります。
 今回、掲載した黄瀬戸茶碗と同時に、殿下からご下賜賜った色紙や香合、前記の出征された方が作陶された茶碗や写真類が当方に伝わってきましたので、間違いない物だと確信しています。
 なお、少しホツがありましたので金継を高名な方に依頼しましたとき、この方が「こんな扱いやすく、飲みやすい碗」は見たことがないと述べられました。
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大山崎店の庭の柿の樹の下でウチョウランが咲きました。
昨年、二茎に濃い赤紫色の花が付いたウチョウランを買い求めました。
それが、赤紫色と白に紫が入った花が五茎に咲きました。
ウチョウランを育てるのは難しいと聞いていましたが、冬はほったらかしで咲きました。
慌てて先日、京都府立植物園のセミナーに参加して、来年にも咲いて貰おうとしています。
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