見事な丹波壺を見れなかった!!

先日、京都市内の西部の山の上にあるお寺を訪ねました。

紅葉の写真を撮るために行ったのですが、この寺を選んだのは、紅葉もさることながら、丹波壺を見たかったのです。

約20年前、この寺の玄関脇に花を活けて有った壺です。

江戸初期、ひょっとすれば桃山期と思われるもので、赤どべの発色、茶褐色の色合い、ビードロが底ギリギリまで垂れ下がっています。

それはそれは素晴らしい景色でした。お茶を頂きながら、老婦人と暫し歓談したのを覚えています。

ところが今回、寺中を探されたのですが、この壺はありませんでした。

私は、現在のご住職の母上と歓談したらしいのですが、「母は、褒められたものを簡単に人にあげる。先先代が集めた骨董は一つも残ってない。この壺も、その一つだったのでは」とご住職。

「あれだけの壺ですから、今頃は、きっと可愛がっていただいてることでしょう」と、お寺を辞しました。

だけども、見れなかったのは残念無念でした。今頃は、どこで過ごしていることでしょう。