骨董品の楽しみ方

glass

骨董品を「使う」ことで時代を味わう

飾るなり実際に使うなり「使う」という楽しみがあります。

また、骨董品の多くは作られた当時の贅沢品です。この贅沢品は、時代時代の流れや文化の習熟度や経済状況を色濃く反映して作られています。この贅沢品を考えながら、これらのことに想いを馳せ骨董を楽しんでください。骨董を勉強すると、産地のことや当時の経済状況も分かってきます。

骨董の手入れの仕方

骨董の手入れは、なにも難しいことはありません。

ガラス 水で洗い、拭かずに自然に乾かす。
陶磁器 現代ものと同じように扱って結構です。ただ、金を使ったものは食洗機に掛けない方が良いと思います。
漆 器 軽く水洗いの後、乾いた布で十分に湿気をとり自然乾燥をする。

初めて骨董を楽しむ方法

興味を持つジャンルを決める。

例えば、信楽焼、九谷焼など集める産地を特定したり、猫が描かれてるなど同じモチーフを産地をまたがって集めるなど、一つの物を追及するのが、骨董のことを理解する早道のように思っています。

よく、木工品も集める、ガラスも陶磁器も刀剣類も集めるという方がおられます。実際に見たり話をしていると、玉石混交で佳いものがないという方がおられます。

なんでも集めるのは、追及していた一つのものがある程度分かってからの方がよいようです。

知識だけでの吸収は難しい

時折、「よく調べてから買う」という方がおられます。持ち歩いてるノートには調べたことをビッシリ書いてある方が見受けます。これは駄目です。実際に手元において見聞きすることが大事です。そして、万一、買ったものが不出来や偽物だったら、売った人に怒りをぶっつけるのではなく、「なんで、自分は間違ったのか?」を繰り返し考えることです(売った人を擁護してるのではありません)。

そして、この偽物などは、すぐに自分の傍から離すのです。自分の傍には佳いものだけを置いておくことが大事です。

文化と歴史を学ぶ

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骨董品を追いかけるだけでなく、文化や歴史、経済を勉強するのが良いようです。「こういう歴史背景から、これは生まれたんだなぁ」ということを骨董と一緒に学んだ方は、骨董通に早くなられるようです。

ごく卑近な例をあげますと、葵のご紋に執着される方が案外おられます。ある方ですが、集められた骨董品の多くは葵のご紋がゆがんでいました。当時、葵のご紋をゆがんだまま納めれば、それだけでどんな処罰が待ち受けているかわかりません。それだけ「紋」は神聖なものだったのです。偽物はたくさん作らないと利益になりません。だから、雑に作ってしまうのです。

このようなことを知ってるだけで、偽物をつかまされることが少ないのです。骨董収集は、雑学と共に歩めと言っても過言ではありません。